コロナ禍の奇跡

9月がスタートして数日、、、
朝晩は涼しい風も吹き始めました。

みなさまいかがお過ごしですか。


おかげさまでOasisを始めて9年目になります。
この9年の間の3分の1はコロナ禍で
平坦な道ではありませんでした。

世界中の誰しもがいつもと違う経験をしました。
だからこそ気づかされることがたくさんあったように思います。

家族や仕事についてももう一度見つめ直さざるを得なかったし
生きることや当たり前と思っていること、価値観など…
向き合い続ける時間になりました。

私自身も順調に進んでいたはずのOasisが
長引くコロナ禍で続けていくことが難しい…という状況に。

オンラインに切り替えたり、いろんな方法や策があり
取り組んでみましたが、私には不向きでした。
私には向いていなくてもオンラインの良い側面も理解でき
これを得意とする人がした方がいいと感じました。

自分と向き合い、自分に問い直す。
これを繰り返しました。

自分の中で方法や策以上に大切なことを感じたことや
正解というものがない中で心が大きくブレることはなかったのは
瞑想、ヨガのおかげだと思っています。


2022年の年末に
「来年で継続か閉鎖か決めようと思う」と夫に伝えました。

いずれコロナ禍は解消されるとわかってはいても
約3年はあまりに長く経費ばかりがかさんでしまい
持ち堪えられるかどうかがギリギリの状態になってきて…
スタジオOasisという形、役割は終わりなのかな、と。

苦悩に振り回されることはなかったとはいえ
内側に葛藤はあって自分との対話の日々。

スタジオのことに関して涙したのは初めてで
何の涙かはもう考えずに、ただ見守り
そのまま受け止めました。

お金を出してサポートすることは簡単で楽なのでしょうが
夫は私の経験を奪わずに静かに見守ってくれました。

Oasisという場所は私にとって
本当に大切で特別な場所です。
そして私と同じように大切に思ってくださる
会員様と共に歩んできました。

ただ、
今この時代に、この場所で必要とされるならば
存続はできるだろうし
そうでなければまた違う形、違う場所で
ヨガをお伝えすることになるはず。

最大限の努力をした上で
見守ることや手放すこと、委ねるということ。



その結果何が起きたと思いますか。



なんと、
2023年1月に新規会員様が続々と入会してくださり
チラホラと既存の会員様も戻り始めたのです。

新規の会員様は近隣のヨガスタジオが閉鎖になり
Oasisの存在に気づいて、来てくださったとのこと。

その奇跡のご縁とタイミングには本当に驚き
『まだこの場所でやり続けなさい』
ということだと感じました。

その近隣のスタジオも考え抜かれ
いろんなタイミングでの決断だったと思います。
志を持って始めたはずですから。

私はそのスタジオのことを知らなかったのですが
”ちゃんとバトンは受け取りましたから安心してください”
という気持ちになったことを覚えています。

委ねるということ。
諦めるでもなく、しがみつくでもなく無理な力を入れず
できることをコツコツと続ける。

ギリギリの崖っぷちでしたがきっと
どう転がったとしてもしっかり受け止めて
自分に与えられた道を進んだと思います。

日本ヨーガ瞑想協会の理念でもある
「ヨーガの智慧を日常に生かす」という教えを
頭で理解するのではなく体感しきっていくこと。

ある側面から見るとコロナ禍はそのチャンスを
くれたと思います。

きっとみなさまもいろんな気づきが
あったコロナ禍だと思います。

あの時があったから今があると言えるように
なるまでにはそれなりに時間や積み重ねが必要ですが
最悪と思えるような出来事もきっと意味があり
大きな気づきや繋がりを生んでくれるはずです。
私はそう信じます。

良いと思える時もそうでない時も
自分と向き合い整えることを怠らず
朗らかに進みたいと日々思っています。


黒ラブと気持ちのいい夜風の中散歩していたら
感謝と共にふと思い出したので書き留めました。


今日も読んでいただきありがとうございます。



ヨガスタジオOasis
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福岡市早良区西新7-1-58 ユニックス308
TEL:09074595351
http://oasis-yoga.co