戒の始まりは…

今日はどんな一日でしたでしょうか。

おかげさまで2月1日よりOasisは10年目に入りました!

本当におかげさまとしか言いようがなく
関わってくださった全ての方に心から感謝しております。


今日レッスン前に少し「戒」の話をしました。

ヨガには日常の「戒」の教えがあり
1つは禁戒(やってはいけないこと)
・暴力で苦痛を引き起こさない
・正直でいる(嘘をつかない)
・奪わない、盗まない
・エネルギーの無駄使いをしない
・貪らない、欲望に身を任せない

もう一つは勧戒(やった方が良いこと)です。
・身の内も外も綺麗な状態でいる
・すでに満ちていることを知る
・苦痛を受容する強さと愛情を培う
・自分を高める読み物を読み、学び、唱える
・祈念する、あらゆるものへの感謝を持つ

読めば誰もが意味はわかります。
ずっと教えられてきた基本的なことだと思います。

実践となると難しく完璧にできないですが
心に留めて日々過ごしたいです。


今日お話ししたのは戒の内容についてではなく
この教えがまず「禁戒から始まっていること」です。

まず周りに対してのことから始まるんです。
人に対してこれをやってはいけないよ、
というところから始まるヨガの教え。
(終始自分ばかり見つめていそうなイメージかもしれませんが…)


私はこう解釈しています。
”共に生きているということ”

一人だと思ってもたった一人で生きてはいない。
実際にいろんな人の支えの中で成り立つ”今”です。

もしジャングルで一人だったとしても
動物や植物といった生き物もですし
もっと広い解釈では地球も一つの大きな生命体です。

使用料なんて払わずに思い切り空気を吸いますし
太陽にだって差別されずに生きています。

全てと共に生きているということ
ここを絶対に忘れてはならない、と
言われているように思えてならないのです。

”今”にしっかりフォーカスすれば
そこに至るまでどれだけの奇跡や支えがあったのかも
あなたという存在が全てを物語ります。

言葉にならないほどの思いが紡がれてきたこと、
それを感じ取れなくなってしまわないよう
もう一つの戒である「勧戒」があるのだと思います。

自分がグラグラしていたら周りが見えなくなりますから
まずはやっぱり自分を整えます。
愛を感じ取れるように、気づけるように。

財や地位を得ることも素晴らしいこととは思いますが
周りを傷つけない自分に成長しようとすることのほうが
結果として豊かだと私は思います。

みんないろんな悩みを抱えて生きていると思います。
心が軽くなるよう私ができることは少ないですが
微笑むこと、話を聞くこと、幸せを祈ることはできる。
やっぱり禁戒、勧戒の基本に戻っていきます。


さぁ10年目スタートです!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



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